【ふくろう】カット済み餌はあげちゃダメ?

ふくろうの飼い方

ふくろうさんのご飯を買う際に、一切処理がされていない「丸餌」と販売業者で一口大に切られている「カット済み餌」の二種類があります

大差ないように感じるこの二種類ですが実は大きく特徴が異なります

そこで今回はこの二種類のご飯の違いについてふくろう飼育者であり、元業界関係者でもある私がご紹介します!

カット餌のデメリットについて動画にまとめましたので是非こちらもご覧ください

丸餌

丸餌は新鮮さと筋トレの素

丸餌とはヒヨコやウズラなどを未処理のまま凍らせただけの状態で販売されているご飯を指します

そんな丸餌の最大の売りは新鮮さです

ふくろう達が食べるご飯は生のお肉。鮮度はご飯の品質に大きく関わってきます

その点絞められてから食べる直前まで冷凍されたままの丸餌は鮮度抜群!

実際丸餌を食べているふくろうさんはカット済み餌を食べているふくろうさんより体調を崩しにくかったり突然死が少ないっていう人もいるくらい

再冷凍されたお肉は人も食べないよね

また、丸餌を内臓などだけ処理した状態でふくろうさんにあげることで、全身の筋肉を使ってくれて筋トレ・ダイエット効果も期待できたり、
ふくろうさんが自分で「どこから食べよう」「どうやって食べよう」と考えながら食事をしてくれて食事の楽しみや精神的健康にも繋がります

手間がかかる

丸餌最大のデメリットは面倒で手間がかかることでしょう

毎日ご飯を解凍して捌く必要がありますし、冷凍庫に丸餌をストックするとかなりキャパを取られてしまいます。

また、内臓などの生ごみも出るためそれらの処理も必要になってきます

小型のふくろうさんなら影響はさほど大きくはありませんがシベリアワシミミズクなどの大型種を飼育するとなると別途冷凍庫の購入などお金と手間がかかってくるでしょう

また、ご飯の量がヒヨコ一羽などキリがよければいいですがヒヨコ1.5羽分など端数の場合残りの0.5羽をどうするかなどの問題も出てきます

余りは捨てるか冷たいうちに捌いて翌日まで冷凍して使うかの二択

カット済み餌

カット済み餌はお手軽

カット済み餌の利点はなんといってもお手軽さ
毎日ご飯を自然解凍して捌く手間もなく捌く作業に抵抗のある方でもカット済みなら大丈夫という方も多いのではないでしょうか

冷凍庫にストックしておくのにも場所を取りませんし生ごみもでないのでとても便利です

旅行などで一時的に誰かに預ける際も解凍してあげるだけなので安心です

カット済み餌はデメリットがたくさん

  1. 再冷凍されているので鮮度が落ちている
  2. カット方法を飼い主さんが知らないことで緊急時に対応が出来ない
  3. 食べ具合や肥満度合いによってご飯の量を調整するのが難しい
  4. 食事での筋トレもなく肥満気味になるかも…
  5. 丸餌に比べて値段が高い

などなど

特に「2.カット方法を飼い主さんが知らないことで緊急時に対応が出来ない」に関しては、
災害時やご飯の在庫管理を失敗してしまった時、今まで購入していた店舗がカット済みご飯をやめてしまった時などに「丸餌ならあるけど捌き方が分からない!!」となってしまわないようにカット済みご飯を使う際でもご自身で捌けるようになっておきましょう

ひよこの捌き方はこちらの動画から見ることが出来ます

ハチノ家ではどうしてる?

全て丸餌で購入しています!!

我が家ではハチさんにヒヨコとウズラを与えていますがどちらも丸餌で購入して自分で捌いています。その日によってカットしてあげるか内臓などの処理だけするかは変えていますがカット済み餌を購入したことはありませんし今後も購入する予定はありません

理由としてはやはり鮮度問題が一番大きいです

カット済み餌を作っていた身として、どんな環境で解凍されて捌かれたのかわからないカット済み餌は個人的にはかなり怖く感じてしまうからです

ふくろうカフェとかだと解凍中にお客さんが来店して放置されることもしばしば……

まとめ

丸餌にもカット済み餌にもメリット・デメリットは存在しますが、ふくろうさんにメリットが大きいのが丸餌、飼育者さんのメリットがあるのがカット済み餌といった感じでしょうか

是非皆様のご飯に対する意見などもTwitterやyoutubeコメントでお待ちしています

コメント

タイトルとURLをコピーしました