インコさんの完全栄養食として徐々に広まりつつある「ペレット」
ドッグフードなどとおなじような固形飼料でシード食では摂取しづらいカルシウムやビタミン、必須アミノ酸などが含まれているとてもいいご飯です
しかし、その質素な味はシードと比べて嗜好性がなく「ペレットなんて食べたくない!」というインコさんも少なくありません
そこで今回は、実際にシード食だったインコをペレット食に切り替え今もペレットを与えている私が”ペレットを食べない時の対応”をご紹介します
- インコにペレットをあげてみたけど食べない人
- ペレット食に興味があって勉強したい人
- ペレット食を諦めたことがある人
ペレットを食べない理由
まず、インコさんは何故ペレットを食べたがらないのかその理由を考えていきましょう
これはあくまで個人の予想ですが
- そもそも食べ物として理解できていない
- 味やにおい、硬さなどが好みじゃないので食べたくない
- シードの方がおいしいからシードを食べたい
これらがペレットを食べない子達の理由なんじゃないかと思っています
つまり
STEP1:ペレットを食べ物として理解してもらう
STEP2:ペレットを食べ慣れてもらう
この2ステップを踏むことでペレットを食べてくれるようになるわけです
STEP1:ペレットを食べ物として理解してもらう
たとえ我々人であってもたべたことのないものは食べ物として理解することが難しかったりします
そこでまずはペレット=ご飯なんだ と思ってもらえるような工夫をしていきましょう
見せる
まず最初はペレットを一粒つかんで放鳥中に見せてあげましょう
怖がって寄ってこない子、距離を取って眺める子、興味すら持たない子
リアクションは様々ですがここで気になってくわえるだけでもしてくれれば大きな一歩です
ポイントは「慣れた飼い主の近くで見せること」
飼い主への安心感でペレットへの恐怖感が和らいでくれるかもしれません
もし飼い主さんが抵抗がないなら目の前でペレットを食べてあげることでペレットは食べるものなんだと認識してくれるかもしれません
ご飯皿に入れてみる
毎日のご飯にちょっとだけペレットを混ぜてみましょう
いつものご飯皿にいれてあげることでペレットもご飯だとわかってくれることもあります
全てペレットにしてしまうとまだペレットが食べれなかったときに絶食になってしまうので最初はご飯の1割程度から始めるようにしましょう
食べるようならそこから徐々にペレットの割合を増やしていけばペレットに移行完了になります
STEP2:ペレットを食べ慣れてもらう
コーヒーミルを使う
ご飯皿に入れてもさっぱり食べない
そんな時はコーヒーミルを使ってみましょう
コーヒーミルとはコーヒー豆を粉にすりつぶす道具のことです
これを使ってペレットを粉状にすることで、インコさんが食べやすくなったりシードを食べながら自然にペレットが口に入って味を覚えてくれたりします
ミルには電動タイプと手動タイプがありますが正直わざわざ電動を使う程大量に砕くわけではないので手動タイプで充分だと思います
ちなみに我が家では↓を使っています
実際我が家のチノちゃんも最初は全くペレットを食べませんでしたが、ミルを使うようになってから一気にペレット慣れが進んだように感じるのでこれはオススメです!
フォージングトイとして入れておく
詳しくは↑の記事で解説していますが、とりあえずご飯皿に入れておくことで
気が向いた時にペレットをつまんでくれるかもしれません
実際この記事で紹介しているペレットはあまり好きではないみたいでしたが入れ続けたことで
今では食べてくれるようになりました
それでも食べない時は
まずは焦らずじっくり時間をかけてペレットに慣らすようにしましょう
我が家の場合でもペレットに完全に移行するには数か月の期間が必要でした
それでも全く食べないという時はペレットの味や硬さが苦手な可能性があるので違う種類のペレットを試してみてもいいでしょう
ペットショップなどではペレットの試供品が置いてあることもあるのでそれも活用してみてください
まとめ
ペレットを食べない時は
- ペレットを食べ物として理解してもらう
- ペレットを食べ慣れてもらう
この2点を意識してみましょう
最初はなかなか食べてくれないですがじっくり腰を据えて焦らずに移行していきましょう
一度食べてみるとわかるのですがペレットはとても淡白でうまみに欠ける味をしています
そのためインコさんもペレットよりシードを好みます
我が家でもペレットをメインであげつつもたま~にシードをあげることでご飯に楽しさや幸福感を感じられるように工夫しています
インコさんの栄養と幸せ、どちらも満たせる飼育を心がけるようにしましょう
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