【ふくろう飼育】絶食日ってアリ?理由やデメリットまで徹底解説

ふくろうの飼い方

ふくろう飼育で大きく意見が分かれるポイントのひとつに「絶食日を設けるか否か」というものがあります

そもそも絶食日ってなに?ご飯あげなくて大丈夫なの?と思う方も少なくないと思うので絶食日について徹底的に解説します

絶食日とは

絶食日とはその名の通り全くご飯を与えない あるいは与えてもごく少量に留める日のことで、
完全肉食動物に多く用いられる飼育法です

日本ではほぼすべての動物園がライオンやチーターに週2~5日の絶食日を設けていることが有名です

絶食日を設ける理由

ではなぜ絶食日を設けるのか それは肉食動物の野生での暮らしが関係しています

肉食動物は野生下で獲物を探し 狩りを行うことでご飯を獲得している訳ですが、
いつも狩りが上手く行くわけではありません
獲物が見つからなかったり、逃げられてしまってご飯が食べられないなんて日が連続することもあります

つまり毎日お腹いっぱいのご飯が食べられることは野生の肉食動物にとってありえないと言っても過言ではない状況で 普段からセルフ絶食日をしている訳です

そんな肉食動物に毎日ご飯をあげると体調を崩してしまいます
具体的には腎臓に毒素が溜まって腎不全になる恐れがあると言われています

この観点から言えば同じく完全肉食動物であるふくろうにも絶食日を設けるべきであると考えられるでしょう

絶食日がイマイチな理由

 では何故ふくろうさんに絶食日を設けることが一般的でないのか 
それはふくろうさんが「鳥」であるからです

鳥は全体的にとても代謝のいい動物です 言い換えれば消化が早いとも言えます
それは鳥の最大の特徴である「飛ぶ」能力を最大限に引き出すためです
鳥は食べたものがお腹に貯まっていると その分体重が重くなり
飛ぶのに無駄なエネルギーを使ってしまうので基礎体温を高く保ち、
素早く消化することで身軽であろうとしています

なので鳥は積極的に体内にエネルギーを貯蔵することをあまりしません
つまりライオンなどと比べて空腹に耐えられる時間が短いわけです

加えてライオンなどのネコ科肉食動物などはオリックスやガゼルなど自分と同等か少し小さい程度の獲物を狩りますが、猛禽が狩りの対象とするのは虫や小型哺乳類など自分より極端に体の小さな動物です

そのため一度の狩りでお腹を満たすことは難しく、食事をしたらしばらく食事をしない・毎日食べると調子を崩すという絶食日の大前提に当てはまらない可能性が出てくるのです

注意点

絶食日を設けるにあたって体重が減少しすぎないよう注意しましょう

過剰な絶食は餓死に繋がってしまうため極力毎日ご飯をあげる直前に体重を計ってふくろうさんが痩せすぎてしまう前に絶食日を廃止するなど対応してあげてください

ハチノ家の場合

ハチノ家では絶食日を週に一日設けています

何故なら はちさんはおデブだからです!!

要はダイエットのためってことですね

感じる効果としては

メリット

・ご飯への食いつきが良くなりフライトの回数も多くなった
・若干 元気で目がランランとするようになった
・現状大きな悪影響は感じていない
・ギリギリ一泊だけなら旅行に行ける

デメリット

・元々消化器系や腎臓に不調があったわけではないので絶食によって体調が改善した印象はない
・絶食中は空腹から噛みが強くなる
・体重減少には時間がかかる

といった感じです

体重を減らすために週2日の絶食を試みたこともありましたが流石に過剰だと感じ週1日に落ち着いています

まとめ

猛禽は研究が不十分な分野ですので絶食が内臓系などにどのような影響を与えているのかは不明で、絶食日の有無に関しても判断が難しい部分であると思います

私自身も絶食が猛禽に悪影響だという情報があればすぐにでも廃止しようと考えています

最終的には飼い主さんの判断次第な部分ですが、不安な方や判断が決まらない方はかかりつけの獣医さんにご相談されるのをおすすめします

コメント

タイトルとURLをコピーしました