通常猛禽類を飼育する際は一度冷凍された未処理のご飯を必要な分だけ解凍して与えます
実はこの解凍方法にもいくつか種類があるのはご存じでしょうか
それぞれに特徴がはっきりしているので解凍方法とそのメリットデメリットを見ていきましょう
1,冷蔵解凍
冷蔵解凍ではご飯を冷蔵庫に入れ、8~10時間ほどかけてゆっくりと解凍してから室温で10分~30分程置いて常温にします
温度がじっくりと変化していくので最も傷みにくい解凍方法だと言われています
また、水に晒す必要もないのでヒヨコの羽がふわふわの状態で与えることができてふくろうさんの感覚を刺激することもできます
ただし、解凍時間が長くお仕事との両立が難しかったり、ヒヨコのふわふわの羽が抜けて部屋に舞ってしまうことが難点だったりします
流水解凍
ご飯をタッパーなどの容器に入れ水道水をかけ流して解凍する方法です。また、水道水をかけ流さずに容器に張ってご飯を入れておくだけでも解凍することができます
こちらは冷蔵解凍よりも短時間の30分~1時間ほどで解凍が終わります
水に浸っている分、温度変化も緩やかなので比較的雑菌の増殖も抑えることができます
ハチノ家は基本この解凍方法です
お湯につけて解凍
ジップロックなどの密閉できるものにご飯を入れてお湯につけておくことで解凍する方法です
お湯の温度を調整することでご飯を動物の体温ほどの温度で与えることができるため温度の影響を受けやすい爬虫類で用いられる解凍方法です
ですが、加熱はタンパク質を変性させてしまい本来の栄養が取れなくなってしまう可能性が高く、ふくろうは爬虫類ほどご飯の温度に敏感な動物ではないためこの方法はオススメできません
基本的にはこの解凍方法は用いないようにしましょう
もしふくろうさんの食べが悪いなどの理由で温めて与えたい場合は人肌で温めるなど温度が上がり過ぎないようにしましょう
電子レンジ
これは絶対NGです
お湯での解凍で述べた通り加熱するとご飯の栄養が失われてしまいます
加熱ムラも激しく絶対ダメと言い切れるほどに不適切な解凍方法です
まとめ
未処理冷凍ヒヨコ・ウズラ・マウスの解凍方法について解説しました
極力、冷蔵解凍か流水解凍で解凍してあげるのがお肉の鮮度を保ちふくろうさんの健康を陰ながら支える一手になりそうですね
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動画ではちやチノを見たい方や日頃の様子がチェックしたい方は是非そちらも覗いてみてください!
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