「ふくろうに健康診断!?」
と思った方も少なくないのではないでしょうか
実はふくろうさんも定期的な健康診断が重要なんです
そこで今回はふくろうさんが定期健康診断で診てもらうべき項目を一緒に見ていきましょう
健康診断を受ける理由についてはこちらの記事をご覧ください
定期健康診断とは
定期健康診断とは何も異常がなくても定期的に動物病院で検査して隠れた異常がないかどうかチェックすることを目的として受診することです
人で言う健康診断や人間ドッグのようなものです
定期的な受診が推奨されており、年1~2回は受診しましょう
必須項目
検便
うんちを顕微鏡で見て寄生虫がいないかどうかをチェックします
寄生虫がいた場合はその種類に応じた駆虫剤を使って駆虫します
ブリーダーさんの所で寄生されていたり、ご飯のウズラやマウスのお腹の中にいた寄生虫を食べてしまったり、ゴキブリなどの虫を食べてしまったりしてふくろうさんのお腹の中にはよく寄生虫がいるため、必ず検査しましょう
検便を行うには乾燥していない新鮮なうんちが必要なため、お家を出る際に新鮮なうんちをラップや綿棒にすくい取って持っていくようにしましょう
(移動中にうんちをした場合はそちらを使えばOKです)
肉色あて
これは「ししあて」と読み、鳥さんの胸にある胸骨突起という骨についたお肉の量と柔らかさを触ってどれくらい太っているか・痩せているかを判断する方法です
素人には判断が難しい分野なので獣医さんにお任せしましょう
また、これが出来るかどうかで獣医さんがどれくらい鳥に詳しいのかをざっくり推し量ることも出来ます
全身のチェック
羽の生え具合や目の輝き、口内の状態などから栄養状態や病気の有無を確認します
ふくろうさんを保定(安全に捕獲)して行われて、白内障や栄養失調・ウイルス性感染症などの病気や毛引きなどのストレス行動など様々なことが分かります
足裏のチェック
羽のチェックと同じく保定して足の裏側を見ます
バンブルフット(趾瘤症)という症状がないか見る他、爪が曲がっていないか、うんちを踏んで汚れていないかなどをチェックします
状態によって治療を行ったり霧吹きでうんちを洗い落としたりします
普段見ることのほぼない足裏なのでしっかりチェックしてもらいましょう
任意項目
血液検査
性別判定のために行うことが主になるためあまり行うことはありませんが何か異常がある場合に精密検査として行うこともあります
翼の根元の血管から採血する方法と爪を深く切ってあえて出血させ血を採る方法がありますが、後者は深爪にさせる方法ですので前者の方法での採血をする獣医さんを選びましょう
聴診検査
ふくろうさんに聴診器をあて、肺の音を聴いて異常がないか確認します
相当数のふくろうさんの肺音を聴いた経験が必要であり、行っている獣医さんはかなり少ない印象です
まとめ
- 必須項目
・検便
・肉色あて
・全身のチェック
・足裏のチェック - 任意項目
・血液検査
・聴診検査
健康診断の項目についてまとめました
健康診断自体行っていない方も多いふくろうさんですが寄生虫も多いため必ず健康診断を定期的に行うようにしましょう!!
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