【ふくろう飼育】放鳥飼育ってナニ?【飼育方法】

ふくろうの飼い方

ふくろうさんをお家で飼育するにあたってその飼育スタイルは大きく分けて4つあると言われています

それは

  • 係留飼育
  • 半放鳥飼育
  • 放鳥飼育
  • ケージ飼育

です

ですがふくろう初心者さんにはどれを選べばいいのかよくわからない!という方も多いはず

そこで4つの記事に分けてそれぞれの特徴やメリットデメリットをご紹介していこうと思います

第三弾の本記事では放鳥飼育についてご紹介します!!

放鳥飼育とは

放鳥飼育とはその字の通り「ふくろうさんを常に解き放った状態で飼育すること」です

係留したりはせず、常にふくろうさんが好きな場所へ自由に移動することができる飼育方法になります

係留飼育と真逆の飼育方法とも言えるでしょう

ふくろうさんのお気に入りの場所にそれぞれパーチを設置しているご家庭が多いようです

イメージとしては室内飼育のワンちゃんやネコちゃんに近いですが、飛ぶことが出来ることやトイレなどのしつけが出来ないことなど実際は異なる点もいくつか存在します

メリット

動物らしい活き活きとした姿が見られる

私は完全放鳥のふくろうさんと実際に会ったことがないのでその違いは分かりませんが、放鳥飼育をしてらっしゃる方から多く聞かれるのがこの意見です

自分が行きたい場所へ行き、したいことをする。その自由さがふくろうさんの活き活きとした姿を引き出しているのかも知れません

運動量が確保できる

お気に入りの場所の間を移動したり、お家を探検してみたりする中で飛び回ったり歩いたりすることで必然的に一定の運動量は確保することができます

そのためダイエットのためのフライトトレーニングや運動の時間を人が意図して作ってあげる必要性は少なくなるでしょう

デメリット

事故の危険

放鳥飼育の場合、在宅時も不在時もふくろうさんは好きに行動することができます

ですがそれは想定外の事故を招く危険性もはらんでいます

飛び回って壁や窓に勢いよくぶつかってしまったり、先の尖ったもので怪我をしてしまったり、落ちていた物を誤飲してしまうかもしれません

係留飼育と違ってふくろうさんの行動範囲がとても広い分、様々な事故が起こり得ます

もしそれが人がお家にいない時間だとしたら発見して病院へ連れて行くのは事故発生からしばらくしてからになってしまいます

ロストの危険

ロストとはふくろうさんがお家の外に飛んでいってしまって迷子になることを指す言葉です

放鳥飼育では常にロストの危険性と隣り合わせになります

換気のために窓を開けたり、外から帰ってきてドアを開けたり、そんなふとした一瞬のタイミングでも鳥さんは外へ飛んでいってしまいます

一度外へ行ってしまえば探すのはとても大変です。

また、ふくろうさんは飛ぶことが出来るのでワンちゃんやネコちゃんで使用されるゲートを使用しても行動範囲を制限することが出来ません

もし放鳥飼育でふくろうさんをお迎えするのであればドアや窓などにはロストさせないために工夫を施す必要があるでしょう

うんちやいたずら

ふくろうさんにトイレを躾けることは出来ません

そのため放鳥飼育をする場合はお家のどこにでもウンチをされる可能性があります

お布団、TV、お気に入りの物、あるいは寝ているあなたの顔かもしれません

もしそれがふくろうさんが一日に一回程する盲腸便というくさ~いウンチだった場合はきっとあなたは絶望感に打ちひしがれることでしょう(寝る直前の放鳥でベットに盲腸便をされた私が言うのだから間違いありません)

ですがそれはふくろうさんが悪いのではなく放鳥している我々の責任です

放鳥飼育を選択するならどこを汚されてもいいという覚悟を持たなければいけません

また、おとなしいイメージのふくろうさんですが意外といたずらをしたりもします

つついてみたり、引っ張ってみたり、足で掴んでみたり、興味を持つと色々と試してみたりします

特に大型のふくろうさんは力も強いので物が落とされたり引きちぎられたりするかもしれません

引っ張った物が落ちてきたり、誤飲に繋がる危険もあるのでその点も注意が必要です

係留がストレスになるかも

半放鳥飼育でもお話しましたが、普段係留されていない分病院やメンテナンス・日光浴などで係留しなければいけないとなって際に係留されていることがふくろうさんにとって大きなストレスになってしまうかもしれません

日常的に係留の練習をしておくなどストレスにならないように配慮してあげる必要があるでしょう

わがままになる?

これは明確な根拠のある話ではなく経験談としてふくろう飼いの中で広まっている者ですが、放鳥飼育で飼育されているふくろうさんはわがままで我の強い子になりやすいと言われています

普段から自由に自分のしたいことだけをしているのですからわがままな子になってしまうのも納得できます

反対に係留飼育では人に懐きやすくなると言われています

しかし、放鳥飼育でも人にベッタリな子も多くいるので飼い主さんのふくろうさんへの接し方次第な部分もあるように感じます

まとめ

放鳥飼育についてメリットとデメリットを交えてご紹介しました

放鳥飼育では飼い主さんが不在時に起きる事故やトラブルが最も怖い所です

そういった事故が起こらないようにしっかりと対策をした上でお迎えするように心がけましょう

放鳥飼育以外の飼育方法についても記事にしているので気になる方はそちらもどうぞ!

係留飼育:【ふくろう初心者さん必見】係留飼育ってナニ?

半放鳥飼育:【ふくろう飼育】半放鳥飼育ってナニ?

ケージ飼育:【ふくろう飼育】ケージ飼育ってナニ?【飼育方法】

コメント

タイトルとURLをコピーしました